2022年03月06日

彩色写本展のご案内

15世紀に印刷術が発明されるまで、中世ヨーロッパでは本は全て羊皮紙に手で書き写して作られていました。
そうして作られた当時の写本を精巧に複製したファクシミリ本を中心に、彩色写本の展示会を行います。
【日時】 4月28日(木)~5月2日(月) 10:00~18:00(最終日は17:00まで)
【場所】豊田市民ギャラリー (VITS豊田タウン地下1階)


特にスペインで沢山書き写された写本に、「ベアトゥスの黙示録註解書写本」があります。スペインに住んでいた修道士ベアトゥスが、8世紀に黙示録の解説書を書いたものですが、1000年の節目とイスラムの侵略の環境もあり10世紀から13世紀にかけて多数制作されました。その多くには色彩鮮やかな挿絵が描かれており、ラテン語で書かれた本文は読めませんがその豊かなイマジネーションは見る価値があります。
今回は現存する挿絵入り完本写本22冊のうち19冊の複製本(ファクシミリ本)を展示します。
ファクシミリ本の中には、大きさや色の再現だけでなく、使用された羊皮紙の厚みやシワ・破れなども再現しているものもあり、その手触りや大きさなどが実感できます。

併せて、羊皮紙に書かれた時祷書の一部や、修道院などで使用されていた楽譜(ネウマ譜)なども展示します。
また、エチオピアで作られた羊皮紙に書かれている聖書(と思われる)も展示します。


中世の写本の世界を体感できる機会ですので、ぜひお越しください。  


Posted by おもちゃシューリーズ  at 14:39Comments(0)写本