2021年11月28日

11月度の絵本修理を行いました

11月27日に子育て支援センター「あいあい」(T-face A館9階)で、絵本の修理受付を行いました。
今回は全部で7冊の修理依頼をいただきました。破れが多いですが、背表紙が外れてしまっているものもありました。先月修理した2冊と合わせて少し紹介します。
まずは、先月修理をした2冊です。
1冊目は大型の図鑑で背表紙が外れ、ページも外れたりゆるくなっていたりしています。よっぽど気に入って何度も見たのでしょう。



このままでは治らないのですべてのページを一度本体から外し、ページをすべて綴じ直して表紙と結合しました。

もとの格好になりました。

もう一冊は大型の絵本で、ページののどが破れて綴じが外れてしまっていました。



破れているところを和紙で補修し、本体に綴じつけました。


以上修理した本の紹介です。
以降は受け付けた本のいくつかを紹介します。
1冊目はページが大きく破れてしまったものです。

紙質から糊でついで和紙で補強してやればいいと思います。
次の3冊は背がはがれてしまっているものです。






物によっては表紙を外して中のページを接着してからもどす予定です。

こちらの2冊もページが破れていますが、かなり接着テープで補修されているのでその部分はどうしようもなさそうです。



また修理が終われば紹介したいと思います。

次回の絵本修理の受付は
12月25日(土)13:00~16:00 子育て支援センター「あいあい」(T-face A館9階)です。

なお、12月のおもちゃ病院は 12月4日(土) です。場所はおなじく「あいあい」です。
修理の受付:10:30~12:30
前月受付の返却:10:30~14:00
です。
お待ちしています。
  


Posted by おもちゃシューリーズ  at 12:13Comments(0)絵本修理

2021年11月07日

11月度おもちゃ修理をおこないました

11月6日(土)に、子育て支援センター「あいあい」(T-face A館9階)でおもちゃ修理を行いました。
ボランティアのメンバー10名が参加しました。


今回は修理依頼が30件と大忙しの一日でした。


その中で、電池についての話が出たので、紹介したいと思います。
電池容量には問題ないのですが、電池Boxに電池を入れても電気が流れません。電池Boxの端子にも問題なくリード線にも問題がありません。そのとき担当していた方が、電池の形状についての話を思い出したそうです。
電池には突形状をした+側と、平たい形状のー側がありますが、+側の凸の高さが電池メーカーによってわずかですが(0.5mm以下)違うそうです。

並べてみてもよくわかりません。

つき合わせてみると左側の電池の凸が右側の電池に届いていません。

電池Box側には電池を逆に入れると電流が流れないように、+側の端子の前にスリットの入ったガイドが設定されていて、突起がない-側が来ると端子に触らないようになっています。 このとき凸の低い電池を入れても端子に届かない場合があるそうで、試しに違うメーカーの電池を入れたところ問題なくおもちゃは動きました。見た目には接しているように見えているのですが、ほんのわずか届かず接触不良になっていました。


今回は端子の裏側にワッシャを入れて、端子を少し前に出してやることで接触不良は解消しました。


おもちゃメーカーは電池の誤組付けを防止するためにガイドを設けているのですが、電池の凸高さのばらつきでこういうことが起きる場合があるようです。今まで動いていたおもちゃが電池を変えたのに動かなくなったという場合、こういうケースもあるということを覚えておくと分解する前に対処ができます。

次回のおもちゃ病院は12月4日(土)です。
受付 10:30~12:30
返却 10:30~14:00
です。 
早いもので、次回で今年最後のおもちゃ病院になりました。 よろしくお願いします。  


Posted by おもちゃシューリーズ  at 16:32Comments(0)おもちゃ修理

2021年11月01日

11月のライブラリーリエバナの展示案内です

ヨーロッパ中世の彩色写本を展示しているライブラリーリエバナです。
11月度の展示のお知らせです。 11月は一部の写本を入れ替えます。







【ベアトゥス写本】
10世紀中頃に製作された「モーガン写本」と、10世紀後半に製作された「ウルジェイ写本」を展示します。両ファクシミリ本ともオリジナルを忠実に再現しています。

「モーガン写本」

「ウルジェイ写本」

【ベアトゥス写本の挿絵】
今月から「黙示録の四騎士」の挿絵を紹介します。
四騎士とは4つの封印を解くと亜馬に乗って現れる者たちで、、白い馬に乗る「征服者」、剣を持ち、赤い馬に乗る「戦争」、天秤を持ち、黒い馬に乗る「飢饉」、青白い馬に乗りハデス(黄泉)を従える「死」が現れ人間に災いをもたらします。

「サン スヴェール写本」の四騎士

「アローヨ写本」の四騎士

【黙示録写本】
「ゲッティ黙示録」と「クロイスターズ黙示録」を紹介します。
ゲッティ写本

【中世の彩色写本】
「道徳聖書」と貧者の聖書」を紹介します。
道徳聖書

ヨーロッパ中世の写本の世界が味わえます。
場所は、豊田市駅からすぐ近くのVITS豊田タウンの地下1階(市民ギャラリー前)です。 外階段から降りて頂くと便利です。
ぜひお越しください。
  


Posted by おもちゃシューリーズ  at 22:00Comments(0)写本

2021年10月31日

11月度おもちゃ修理のお知らせ

11月度のおもちゃ修理のお知らせです。
案内板

11月6日(土) T-faceA館9階 子育て支援センター「あいあい」
  10:30~12:30 受付
  10:30~14:00 返却

   (10:00から会場の準備を始めますので、しばらくお待ちください)

先月のおもちゃ病院で2件同じようにひもを引っ張って遊ぶおもちゃがありました。いずれも引っ張ったひもが戻らなくなっていました。
中を見ると、ひもを戻すバネの端が折れていて、バネが戻らなくなっていました。バネを少し引っ張って、固定部に引っ掛けてやって戻るようにしました。
ウッディ
おしゃべりウッディのひもが戻らなくなっていました。よく見るとバネの端が折れていていました。

折れていた部分です。

空飛ぶ羽根
こちらはひもを引っ張ると羽根が回転して空を飛ぶのですが、引っ張ったひもがもとに踊らなくなっていました。こちらもばねの端が折れていました。

何回もひもを引っ張ると根元に力がかかって折れてしまうようです。ひもはあまり強く引っ張らなくてもいいのですが、ついつい思いっきり引っ張ってしまうようです。
おもちゃ
10月もいろいろなおもちゃを治しました。
11月のおもちゃ病院でもお待ちしています。


  


Posted by おもちゃシューリーズ  at 13:16Comments(0)おもちゃ修理

2021年10月10日

絵本の修理

9月の絵本病院でお預かりした絵本の修理を行いました。 今回は3冊の修理依頼がありました。

1冊目は「からだあそび」という絵本で、背表紙の破損と中のページが2枚ほど抜けていました。また、見返しの下半分が破れていました。



中身の抜けは、ページの根元を糊で付けることで元に戻すことが出来ました。 背表紙は半分の破れは、題名部分を剥がして、背の部分を布で補強して覆うことにしました。

背の部分を布で覆った状態です。

のどの部分です。このあと布を織り込んで貼り付けます。

背にもとの表紙を貼ります。(今回は一部だけにしました) 
見返しの破れたところは似た色の色紙をつぐことにしました。

色紙を継いだところです。
ただ、少し薄くこのままではすぐ省けるのではと思い、裏側から白色の紙をあてることにしました。

接着する前の白紙用紙を重ねたところです。 大体の形状をならって切ってから貼りました。

2冊目は「ABCのでんしゃじてん」という絵本で、見返しが破れてはずれているのと、背の上部が破れていました。



見返しの破れは糊付け面が十分あったので糊だけでの接着でOKでした。

背の上部破れは、布で部分的に覆って補強することにしました。

この本の修理は以上です。

3冊目は「かずとすうじのでんしゃじてん」という絵本で、一番破損している絵本でした。

裏表紙が背のところで完全に外れていて、表表紙もはずれかかっていました。ただ、中身本体は特に問題はなさそうでした。
そこで表表紙も外してしまい、本体に寒冷紗を接着して、表紙につなぎ直し、背表紙も布と芯で作り直すことにしました。

本体を表紙から外して、寒冷紗を貼ったところ。

布で作った背表紙にもとの背の印刷面を貼ったところ。

両表紙と接続したところ。このあと、のどの部分を織り込んで終了です。

次回絵本病院は
10月23日(土)13:00~16:00 です。 T-faceA館(旧松坂屋)9階 子育て支援センター「あいあい」で行います。


  


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2021年10月03日

10月のおもちゃ病院を行いました

昨日10月2日に2か月ぶりのおもちゃ病院を、T-face A館9階の子育て支援センターで行いました。7名が参加し、10:00~14:00の間おもちゃの修理を行いました。
入口案内

天気が良かったのと、緊急事態宣言の解除ということで、修理に見える方はそれほど多くはないのではと思っていましたが、おもちゃ修理の依頼は26点あり、結局17点の持ち帰りとなりました。
修理前のおもちゃ
次回のおもちゃ病院は
11月6日(土) 受付 10:30~12:30
          返却 10:30~14:00
になります。

また絵本病院は
10月23日(土) 13:00~16:00 
に行います。場所は 同じ子育て支援センター「あいあい」の活動室になります。
絵本修理

よろしくお願いします。  


Posted by おもちゃシューリーズ  at 14:06Comments(0)おもちゃ修理

2021年09月26日

10月のライブラリーリエバナの展示案内です

ヨーロッパ中世の彩色写本を展示しているライブラリーリエバナです。
10月度の展示のお知らせです。 10月は展示写本をすべて入れ替えます。
ライブラリーリエバナ10月展示案内

【ベアトゥス写本】
 9月に展示した「モーガン写本」と同系統の写本で10世紀後半に作られた2つの写本、「バルカバード写本」と「ウルジェイ写本」を展示します。特に「ウルジェイ写本」はオリジナルを忠実に再現したファクシミリ本です。
バルカバード写本

ウルジェイ写本

【ベアトゥス写本の挿絵】
 9月に引き続き世界地図の紹介ですが、今月は「サン・スヴェール写本」と「アローヨ写本」を展示します。 「サン・スヴェール写本」は11世紀後半フランスで製作された写本です。「アローヨ写本」は13世紀に作られた大型の豪華な写本です。
サン・スヴェール写本

アローヨ写本

【黙示録写本】
 10月は13世紀から14世紀にかけてイギリスやフランスで流行した黙示録写本から2つ紹介します。一つはイギリスで1255~1260年に作られた「ゲッティ黙示録」 で、もう一つはフランスで1330年につくられたクロイスターズ写本です。
ゲッティ写本

クロイスターズ写本
【中世彩色写本】
 今月は聖書のひとつのパターンとして流行した写本として「道徳聖書」と「貧者の聖書」を紹介します。
 「道徳聖書」 1220年にパリで作られた聖書。最初に描かれているコンパスを持った創造主の挿絵が有名です。
道徳聖書

 「貧者の聖書」 15世紀初めにオランダで作られた聖書。「貧者」とは貧しい人という意味ではなく、修道会の三つの誓いである「純潔」「服従」「清貧」のひとつ「清貧」という意味での「貧者」です。挿絵は新約聖書の出来事が旧約聖書に予め語られているという予型論に基づく内容が描かれています。



ヨーロッパ中世の写本の世界が味わえます。ぜひお越しください。
場所は、豊田市駅近くのVITS豊田タウンの地下1階(市民ギャラリー前)です。外階段から降りて頂くと便利です。

   


Posted by おもちゃシューリーズ  at 21:57Comments(0)写本

2021年09月26日

10月のおもちゃ修理行います

9月は新型コロナ感染の緊急事態宣言対応でおもちゃ病院も中止となりましたが、10月は行われる予定です。
10月2日(土) 松坂屋(T-face A館)9階 とよた子育て支援センター
  10:30~12:30 受付
  10:30~14:00 返却

新型コロナ感染防止には引き続きご協力いただけますようよろしくお願いします。




  


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2021年09月11日

豊田国際紙フォーラムがはじまりました

9月7日から「豊田国際紙フォーラム(IAPMA展)が始まりました。
もともとは昨年秋に開催予定でしたが、新型コロナの影響で1年延期されていました。 本年もどうなるか心配でしたが、リアル×オンラインで実施されることになりました。
市民ギャラリー入口
期間は9月7日~12月5日で、
9月7日~10月17日 市民ギャラリーや民芸館・喜楽亭で、世界各国のペーパーアーティスト作品の展示







10月7日~10日 コアウィークとしてシンポジウム(オンライン)や紙市(とよしば等)など
10月2日~12月5日 豊田小原和紙美術館でエキシビジョン・展示会
が行われます。
詳しくは豊田国際紙フォーラムのホームページをご覧ください。

市民ギャラリー前のライブラリーリエバナも、豊田国際紙フォーラムに合わせて、通常の日曜日のほかに9月11日、18日、10月16日の土曜日も開館します。
ぜひお越しください。





 
  


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2021年09月04日

8月絵本の修理

8月28日の絵本病院で預かった絵本の修理の紹介です。


何冊かは同じような修理で、ページのノドの部分が1/3ほど破れています。

ちゃんと直そうとすると、見返しの根元から分離して、破れたページを継いだ後綴じなおして貼り直すという工程になると思いますが、本自体はあまり傷んでいないので出来るだけ手を入れないように、和紙でノドを繋ぐだけにしました。ただできるだけ破れた部分同士がつながるように、綴じ糸の間に和紙をくぐらせて接着してみました。


これを糊付けします。


綴じ糸をくぐらせた和紙の上からもう一枚和紙を貼り付けて、補強?しました。
もう少し強くできる方法があればいいですが、思いつきませんでした。

あと、たぶん水で濡らして閉じたため、反対側のページに印刷面が貼り付いてしまって、表面がはがれている部分がありました。
水濡れ?
文字も含まれていたので、周りの文字や色をコピペしてみることにしました。
だーれ修理1
色をコピペしたところです。できるだけ近いところから持ってきているのですが、なかなかむつかしい。
だーれ修理2
文字を入れたところです。最近は背景の透明化もできるので、結構簡単にできます。むつかしいのは、印刷するときの大きさを絵本に合わせることです。

あと反対側の水鳥をどうするかが課題です。

またページが上から下まで破れている本がありました。

破れている部分にのり代が残っているので、まずはノリだけで接着することにしました。
修理後
つなげた後の写真です。
そこそこ付いているようなので、一応上下の部分を和紙で補強しておきました。全体を和紙でつなぐのが一番強いですが、やっぱり色が薄くなるので、まずはこれで使ってもらうことにしました。
修理後裏側
つないだページの裏側です。紙の破れ部の白い部分がほとんど見えずにつながりました。

あと、「こんにちは」の絵本ですが、表紙の端の台紙が欠けています。



表紙の絵をできるだけそのままにしたかったので、表紙の表側と裏側の間に薄手のボール紙をはさんで接着することにしましたが、少し失敗をしました。ボール紙をのどの奥まで入れたかったのですが、表紙をうまくノドまで剥がすことがむつかしく、ボール紙を表紙の途中までしか入れることができませんでした。

あとは乾いた後余分なところをカットする予定です。

どこまでが修理の範囲になるのかはむつかしいところですが、絵本という性格上、ある程度の改造?もいいのではと思っています。

次回の絵本病院は、
9月25日(土) 13:00~16:00
松坂屋9階 子育て支援センターあいあいの活動室

で行います。  


Posted by おもちゃシューリーズ  at 22:34Comments(0)絵本修理