2023年06月27日

ライブラリー リエバナ 7月の展示内容お知らせ

ヨーロッパ中世の彩色写本をファクシミリ版を中心に展示しているライブラリーリエバナです。

7月度の展示と開店日のお知らせです。 開店日はH.P.で確認をお願いします。

今月は先月に引き続き、ベアトゥス写本群の前後の時代の挿絵入り黙示録写本も一緒に展示し、黙示録写本の大きな流れを見てみたいと思います。 





『黙示録』写本の中で、とりわけ重要な3つの系譜があります。
それらは①4、5世紀に誕生し、9、10世紀まで盛んに制作された初期中世黙示録写本群と、
②9世紀から13世紀にかけてスペインを中心に興隆したベアトゥス黙示録写本群、
そして③13世紀にイギリスに端を発する英仏『黙示録』群です。
それぞれ際立った特徴をもつこれらの黙示録写本をひもとくならば、中世の美術の流れを一望することができます。
(田中久美子「世界でもっとも美しい装飾写本」より)

今月は先月に続きそれぞれの系譜の代表的な写本を展示します。

①【ベアトゥス黙示録写本以前の黙示録写本】

(ヴァランシエンヌ黙示録写本)
9世紀初頭(第1四半期)にフランスあるいはドイツで制作されたカロリングスタイルの黙示録写本で、トリーア黙示録写本とともに残存する最初期の挿絵入り黙示録写本。


(バンベルグ黙示録写本)
制作は11世紀初頭とベアトゥス黙示録写本の制作時期と重なりますが、オットー3世が制作を依頼した金色の地が特徴の豪華写本で、現存する唯一の挿絵入りオットー黙示録写本です。 挿絵は立体感のないフラットな書き方が特徴で、ベアトゥス写本群とはまったく異なった作風です。


③【ベアトゥス黙示録写本以後の黙示録写本】
(ゲッティ黙示録写本)

13世紀から流行した英仏黙示録の一つ。 41葉の上半分に彩色挿絵が描かれ、下半分に黒インクで黙示録本文が、赤インクでベレンガウドゥスの註解書が書かれています。


(パリ黙示録写本)  
13世紀に突如流行となった英仏黙示録の初期の写本。オリジナルは展示本の約1.5倍の大きさになる。
 黙示録前後のヨハネの生涯部分は2段構成の全ページ挿絵、黙示録本文は半頁大挿絵を上部に配している。


②【ベアトゥス黙示録写本群から】
(モーガン写本)

モーガン写本では挿絵に枠取りをして、画面の地を幾つかの帯状色面で抽象的に処理する手法は、輝くばかりの色彩効果や破綻なく図像をまとめ上げる構図上の機能などにおいて、以降の写本の手本になったといえる写本。


(コゴーリャ写本)
途中まで10世紀半ばに書かれ、その後200年近く中断された後12世紀第1四半期に制作が再開された写本。
そのために49点の挿絵がありますが、前半はモサラベ様式の画風で、後半はロマネスク様式となり、挿絵の画風が大きく変わっています。


(ファクンドゥス写本)
13世紀に制作されたラス ウェルガス写本とともに、修道院ではなく王室の依頼で制作された唯一のベアトゥス写本です。
金・銀・紫がふんだんに使用され、豪華な挿絵が98点描かれています。


(ウェルガス写本)
1220年という最も遅い時期に制作された最も大型の写本。
ヨハネの黙示録に関する約70点の挿絵とダニエル書の聖ヒエロニムスによる解説に伴う10点の挿絵を含む。


ヨーロッパ中世の写本の世界が味わえます。
場所は、豊田市駅からすぐ近くのVITS豊田タウンの地下1階(旧市民ギャラリー前)です。 外階段から降りてください。ぜひお越しください。

インスタをやっています。

  


Posted by おもちゃシューリーズ  at 10:39Comments(0)写本

2023年06月26日

7月1日(土)はおもちゃ病院の日です

7月1日(土)はおもちゃ病院の日です。

10:30~14:00 T-face A館9階 子育て支援センター「あいあい」 
 (場所)見晴し広場です。
 10:30~12:30 修理受付
 10:30~14:00 先月までに修理品の返却

電池で動くおもちゃには新らしい電池を入れていただきますようお願いします。
修理が終わった際の確認がスムーズにできます。
よろしくお願いします。





  


Posted by おもちゃシューリーズ  at 20:38Comments(0)おもちゃ修理

2023年06月18日

6月のおもちゃ病院について

6月3日(土)におこなったおもちゃ病院は大変盛況で40件を超える修理の依頼がありました。
受付をするのに手いっぱいで、おもちゃの写真撮る間もありませんでした。

持ち帰ったおもちゃのお恥部を紹介します。

1個目はお風呂で遊ぶシャワーのおもちゃです。
スイッチを入れても動かないとのこと。この手のおもちゃはだいたいモーター部に水が入ってさびることが原因です。


先端のモーター部をあけてみました。

ねじ部がさびています。 これを取りはずし、中を見てみます。


やっぱり水が浸入していました。

モーターを取り出すとさびが出始めていて、ケースの中も水浸しです。

ただ電源を入れてこの状態でモーターの軸を回してやると、幸いにも回転しました。モーター内のさび自体はひどくはなさそうなので、このまま乾燥させて防錆材を塗布し、軸がでるシール部にグリースを塗布して組み付けることにしました。
遊んだ後はしっかり乾燥させる必要がありますが、なかなかむつかしいおもちゃです。

2個目はショベルカーのおもちゃ。 アームを上下させるレバーが外れたとのことです。


中を見てみると、レバーを固定するねじが外れていました。元通りに締め付けることでうまく動くようになりました。



次回のおもちゃ病院は
7月1日(土)
10:30~14:00 T-face A館9階 子育て支援センター「あいあい」 
 (場所)見晴し広場です。
 10:30~12:30 修理受付
 10:30~14:00 先月までに修理品の返却

電池で動くおもちゃには新らしい電池を入れていただきますようお願いします。
修理が終わった際の確認がスムーズにできます。
よろしくお願いします。








  


Posted by おもちゃシューリーズ  at 22:25Comments(0)おもちゃ修理

2023年06月10日

製本ワークショップ 参加者募集中!→満席になりました

製本ワークショップですが、満席になりました。
申込いただいた方々ありがとうございました。


追加開催については検討させていただきご連絡させていただきます。
(6/10)

East Endersさん( @east_enders_coffee_chocolate)とのコラボで製本ワークショップを行います。
参加ご希望の方はEast EndersさんのインスタのDM、もしくはメールeastenderscoffee※gmail.com (※を@に変更)、または
East Enders店頭で申し込みをお願いします。



***以下East Endersさんのインスタ告知からの引用です***

製本ワークショップ開催します!
ライブラリーリエバナさんとコラボ開催です。

豊田市駅近くにお店を構え、中世ヨーロッパの色彩写本を紹介しているリエバナさんに、講師をしていただきます。

今回は、エジプトで西暦2世紀頃から使用されていた「コプト綴じ」で紙を綴じ、オリジナルのノートを作ります。大きさは文庫本サイズです。
表紙は、中世ヨーロッパでも使用されていた木材を使用します。
表紙の木は3種類から、糸の色も6色から、用紙は罫線ありと無地のものから選んで、お好きな組み合わせで作っていただけます。

パタンと180度開くのでノートとしても使いやすいです。
今回参加して綴じ方を覚えれば、好きな表紙や紙の組み合わせで自分でノートが作れるようになります!
ご参加お待ちしております。

日 時|2023 / 7 / 1 / 土 18:00-20:00
参加費|3000円 + ワンオーダーお願いします
場 所|EAST ENDERS(豊田市西町2-33-1)
定 員|6名
講 師|ライブラリー リエバナ 藤田秀明 
申し込み方法|
インスタのDM、もしくはメールeastenderscoffee※gmail.com (※を@に) または
店頭でご予約を受け付けます。
お名前、連絡先をご連絡ください。

材料や道具はは全てこちらで用意するので、持ち物は特にありません。
お気軽にご参加ください。











***以上***

手製本に興味のある方 ぜひご参加ください。  


Posted by おもちゃシューリーズ  at 09:34Comments(0)製本