2019年12月31日
西洋中世彩色写本展・・ファクシミリ版について
1月と2月の第4土日にMAMATOCOのレンタルスペースで写本展を行う予定です。
中世ヨーロッパ写本のファクシミリ版を中心に展示をする予定ですが、みなさんファクシミリ版(本)と聞いて、何を思われるでしょうか。
よく使われるのは、電話機と一体になったFax送受信機で、コピーを取る様に文書や画像を電話回線によって遠隔地まで転送するシステムのことをいいます。ここでFaxというのはファクシミリ(fac simile)の短縮形で、こちらのほうが一般的になっています。
今回のファクシミリ版というのは、Faxと基本的に同じ意味で、もとの古書、写本、地図、版画などのオリジナルと、可能な限りそっくりになるよう製作された複写または複製を指します。原本の大きさ、色、状態、その他材質などから、装丁や製本状態も含めてできるだけ正確に複製した物が多いです。多くは限定部数の発行で、世界で500部~900部程度しか発行されていません。
オリジナルの複製ということで、ページの破れや穴あき、汚れなどもそのまま再現されています。また、中世の写本は羊皮紙に書かれたものが主流ですが、さすがに羊皮紙を使用することは難しいので紙を使用していますが、羊皮紙の厚みやシワのよりかた、表面の手触り感も再現してあるものもあります。
また印刷も通常のカラー印刷は3色+黒の網点で印刷することにより濃淡や色合いを出しますが、ファクシミリ版では数十色のインクを用いたオフセット印刷によるため、拡大しても色が鮮明です。また、彩色部分の金や銀についても別刷りでオリジナルに近づけています。
【装丁のいろいろ】

Madrid写本の装丁です。留め金と表紙の四隅に飾り鋲があるものが多いです。これは羊皮紙が湿気を吸って波打つため写本が膨らんでくるのを防ぐためと、昔は写本を平置きにして保管していた為、表紙に傷がつかないようにとのことだそうです。

これも同じタイプです。4隅の鋲が丸型で中央は太陽のような形をしています。

これは隅の部分にガードがついています。Las Huealgas写本はBeatus写本の中で最大の大きさで重さも11kgと尋常ではない写本です。

有名なMorgan写本です。2分冊に製本し直されています。留め金が紐タイプになっています。
【花布(Headband)】
製作された当時のものかは別にして、昔の手法で綴じられた花布も再現されています。



【補修のあと】
羊皮紙が破れた部分を糸で縫っている様子も再現されています。


【用紙】
わかりにくいですが、シワや汚れ、落書きや虫食いの穴、多分挿絵を切り取られた痕も再現されています。

用紙にシワがよっているのが見えます。

各ページの大きさがまちまちです。

ページの下のほうに落書きが見えます。いつの時代にもこういうことをする人がいたのですね。

虫食い?と思われる穴がいくつも開いています。羊皮紙でも虫食いがある?
【印刷】

Escorial写本です。色が微妙にかすれている感じがいいです。

Arroyo写本です。これはフェルナンド3世により制作されたもので、金銀やラピスラズリの青色をふんだんに使用した写本で、その豪華さを再現しています。

モーガン写本からです。羊皮紙が傷んでいる様子も見れます。
展示会ではファクシミリ版の他に、羊皮紙に書かれたオリジナルの写本や一葉ものを見ていただく予定です。



エチオピア聖書と呼ばれるもので、コプト語で書かれています。年代は不詳ですが17~19世紀のものと思われます。
実際に手で触れて当時の写本の雰囲気を感じていただければと思います。
【日時】1月25日(土) & 26日(日) 11:00~17:00
2月23日(土) & 24日(日) 11:00~17:00
【場所】MAMATOCO レンタルルーム
です。詳しくはこちらで。
中世ヨーロッパ写本のファクシミリ版を中心に展示をする予定ですが、みなさんファクシミリ版(本)と聞いて、何を思われるでしょうか。
よく使われるのは、電話機と一体になったFax送受信機で、コピーを取る様に文書や画像を電話回線によって遠隔地まで転送するシステムのことをいいます。ここでFaxというのはファクシミリ(fac simile)の短縮形で、こちらのほうが一般的になっています。
今回のファクシミリ版というのは、Faxと基本的に同じ意味で、もとの古書、写本、地図、版画などのオリジナルと、可能な限りそっくりになるよう製作された複写または複製を指します。原本の大きさ、色、状態、その他材質などから、装丁や製本状態も含めてできるだけ正確に複製した物が多いです。多くは限定部数の発行で、世界で500部~900部程度しか発行されていません。
オリジナルの複製ということで、ページの破れや穴あき、汚れなどもそのまま再現されています。また、中世の写本は羊皮紙に書かれたものが主流ですが、さすがに羊皮紙を使用することは難しいので紙を使用していますが、羊皮紙の厚みやシワのよりかた、表面の手触り感も再現してあるものもあります。
また印刷も通常のカラー印刷は3色+黒の網点で印刷することにより濃淡や色合いを出しますが、ファクシミリ版では数十色のインクを用いたオフセット印刷によるため、拡大しても色が鮮明です。また、彩色部分の金や銀についても別刷りでオリジナルに近づけています。
【装丁のいろいろ】
Madrid写本の装丁です。留め金と表紙の四隅に飾り鋲があるものが多いです。これは羊皮紙が湿気を吸って波打つため写本が膨らんでくるのを防ぐためと、昔は写本を平置きにして保管していた為、表紙に傷がつかないようにとのことだそうです。
これも同じタイプです。4隅の鋲が丸型で中央は太陽のような形をしています。
これは隅の部分にガードがついています。Las Huealgas写本はBeatus写本の中で最大の大きさで重さも11kgと尋常ではない写本です。
有名なMorgan写本です。2分冊に製本し直されています。留め金が紐タイプになっています。
【花布(Headband)】
製作された当時のものかは別にして、昔の手法で綴じられた花布も再現されています。

【補修のあと】
羊皮紙が破れた部分を糸で縫っている様子も再現されています。

【用紙】
わかりにくいですが、シワや汚れ、落書きや虫食いの穴、多分挿絵を切り取られた痕も再現されています。
用紙にシワがよっているのが見えます。
各ページの大きさがまちまちです。
ページの下のほうに落書きが見えます。いつの時代にもこういうことをする人がいたのですね。
虫食い?と思われる穴がいくつも開いています。羊皮紙でも虫食いがある?
【印刷】
Escorial写本です。色が微妙にかすれている感じがいいです。
Arroyo写本です。これはフェルナンド3世により制作されたもので、金銀やラピスラズリの青色をふんだんに使用した写本で、その豪華さを再現しています。
モーガン写本からです。羊皮紙が傷んでいる様子も見れます。
展示会ではファクシミリ版の他に、羊皮紙に書かれたオリジナルの写本や一葉ものを見ていただく予定です。
エチオピア聖書と呼ばれるもので、コプト語で書かれています。年代は不詳ですが17~19世紀のものと思われます。
実際に手で触れて当時の写本の雰囲気を感じていただければと思います。
【日時】1月25日(土) & 26日(日) 11:00~17:00
2月23日(土) & 24日(日) 11:00~17:00
【場所】MAMATOCO レンタルルーム
です。詳しくはこちらで。
2019年12月30日
おもちゃの修理(おしゃべり図鑑とリモコントーマス)
12月のおもちゃ修理で持ち帰りとした2点の修理を行いました。
結果的には2点ともスイッチの部分が問題でした。
1点目はよくあるタッチペンで絵本を触るとおしゃべりをするおもちゃです。多いのはアンパンマンやディズニーのおしゃべり図鑑で、今回もアンパンマンの動物図鑑です。

スイッチを入れても反応しないとのことで、音もでずランプも光りません。ランプも光らないということは、回路がどこかで切れていることが考えられます。
さっそくタッチペンの中を確認することにします。今回は比較的簡単にふたが外れました。(通常はペンの先端の部分の爪が外れにくく、分解に苦労するのですが)

見たところ特にリード線が切れているとか基盤が汚れているとかはありません。念のためスピーカーの作動を確認しましたが、問題ありません。いろいろ導通を確認しましたが、どうもスイッチの部分が導通していないようで、端子を短絡させると動作することがわかりました。

スイッチは基板に直付けのため、中の確認が簡単にできずなんとか外そうと半田を除こうとしていたのですが、何かの拍子に電源が入りました。どうも端子の部分の半田が接触不良だったようです。見た目には問題はなさそうだったのですが、スイッチの入り切りは問題なくなりました。
少し釈然としませんが、一応修理完としました。
もう一つはトーマスのリモコン機関車です。赤外線リモコンで動く機関車で、結構大きいです。

リモコン検査器で調べると、赤外線は発信されているので発信機側は問題なさそうです。
機関車側の電池Boxも特に錆びておらず、中の配線を確認することにします。

見た限りでは特に断線もなく、汚れもひどくありません。こちらも通電の確認をしてみたところ、スイッチの部分でうまく通電していないようです。

こちらのスイッチはさっきと違って独立したものなのでいろいろテスターで確認してみましたが、やはり中の接触が悪いのか、何か破損しているのではということで、カバーを外してみました。

少しわかりにくいですが、スイッチのベースの部分で両端の端子がすこし黒ずんでいます。ここが接触不良の原因ではということで、サンドペーパーで磨き、元に戻したところ、通電しモーターが動くようになりました。
今回は2個ともスイッチの部分で接触不良となっていたのが原因でした。スイッチは、手に入れようとすれば入るし、単価も知れているのですが、種類が多いので手持ちしておくわけにもいかず、購入も時間や送料などを考えるとまずは分解して直せないかということになります。ただ、基板に直付けタイプは取り外しが結構厄介なのが問題です。
今回は2つとも一応動くようになってよかったです。
次回1月のおもちゃ病院は第2週目の土曜日(1月11日)になります。
それではよいお年を。
結果的には2点ともスイッチの部分が問題でした。
1点目はよくあるタッチペンで絵本を触るとおしゃべりをするおもちゃです。多いのはアンパンマンやディズニーのおしゃべり図鑑で、今回もアンパンマンの動物図鑑です。
スイッチを入れても反応しないとのことで、音もでずランプも光りません。ランプも光らないということは、回路がどこかで切れていることが考えられます。
さっそくタッチペンの中を確認することにします。今回は比較的簡単にふたが外れました。(通常はペンの先端の部分の爪が外れにくく、分解に苦労するのですが)
見たところ特にリード線が切れているとか基盤が汚れているとかはありません。念のためスピーカーの作動を確認しましたが、問題ありません。いろいろ導通を確認しましたが、どうもスイッチの部分が導通していないようで、端子を短絡させると動作することがわかりました。
スイッチは基板に直付けのため、中の確認が簡単にできずなんとか外そうと半田を除こうとしていたのですが、何かの拍子に電源が入りました。どうも端子の部分の半田が接触不良だったようです。見た目には問題はなさそうだったのですが、スイッチの入り切りは問題なくなりました。
少し釈然としませんが、一応修理完としました。
もう一つはトーマスのリモコン機関車です。赤外線リモコンで動く機関車で、結構大きいです。
リモコン検査器で調べると、赤外線は発信されているので発信機側は問題なさそうです。
機関車側の電池Boxも特に錆びておらず、中の配線を確認することにします。
見た限りでは特に断線もなく、汚れもひどくありません。こちらも通電の確認をしてみたところ、スイッチの部分でうまく通電していないようです。
こちらのスイッチはさっきと違って独立したものなのでいろいろテスターで確認してみましたが、やはり中の接触が悪いのか、何か破損しているのではということで、カバーを外してみました。
少しわかりにくいですが、スイッチのベースの部分で両端の端子がすこし黒ずんでいます。ここが接触不良の原因ではということで、サンドペーパーで磨き、元に戻したところ、通電しモーターが動くようになりました。
今回は2個ともスイッチの部分で接触不良となっていたのが原因でした。スイッチは、手に入れようとすれば入るし、単価も知れているのですが、種類が多いので手持ちしておくわけにもいかず、購入も時間や送料などを考えるとまずは分解して直せないかということになります。ただ、基板に直付けタイプは取り外しが結構厄介なのが問題です。
今回は2つとも一応動くようになってよかったです。
次回1月のおもちゃ病院は第2週目の土曜日(1月11日)になります。
それではよいお年を。
2019年12月15日
展示会のフライヤーと本のページ押さえの製作
1月と2月にMAMATOCOのレンタルスペースを借りて、写本の展示会をする予定です。 その為の準備がいろいろあるのですが、初めてのことでなかなか進みません。
今回はフライヤーとページ押さえを紹介します。
1)フライヤー
いろいろ便利なものがあり、ネット上でフライヤーやチラシなどが簡単に作れて印刷を頼むことができるようです。ことらも初めてのことなので、手さぐり的なところもありましたが、何はともあれトライしてみることにしました。今回は「ラクスル」というサイトを使ってみました。
ここではサイトで紹介されているデザインプレートをベースに、写真や文章を差し替えていき、そのまま印刷を頼むことができます。慣れるまでは少し時間がかかりましたが、何とか完成。1週間後に下のようなフライヤーが届きました。

ただ校正が不足していて、裏面の展示本の番号が少し間違っていたのを見落としていました。
2)ページ押さえ
本を180度開いた状態にすると本が傷むので、120度くらいになる様に書見台を作る予定ですが、開いたページが綴じないような重しを作ってみました。

重しはパイ生地を焼くときに重しとして使うアルミの粒を使いました。大きさといいあまり重すぎない重さといいちょうどいい感じです。本にのせたときに本を傷つけないようにとフェルトを使いました。

このフェルトを筒状に縫い合わせて、そこにアルミ粒を10個ほどづつ入れて、ミシンで閉じていきました。ミシンも滅多に使わないのですが、何とか形にはなりました。

12本ほどできました。もう少し作っておく必要がありそうです。


書見台についてはま、また紹介したいと思います。
【展示会開催日】
2020年 1月25日(土) 26日(日) 11:00~17:00
2月23日(土) 24日(日) 11:00~17:00
【場所】
MAMATOCO レンタルスペース
愛知県豊田市桜町2丁目56
【1月 主要展示物(予定)】
《Beatus黙示録注解書写本 :10世紀~11世紀を中心に》
①マドリード写本
②コゴーリャ写本
③エスコリアル写本
④サン・スヴェール写本
⑤オスマ写本
⑥バルカバード写本
⑦ウルジェイ写本
⑧ジローナ写本
⑨モーガン写本
《黙示録写本》
①Trierer 黙示録写本
②Trinity 黙示録写本
③Bamberg 黙示録写本
お時間があればぜひお越しいただきたく。
今回はフライヤーとページ押さえを紹介します。
1)フライヤー
いろいろ便利なものがあり、ネット上でフライヤーやチラシなどが簡単に作れて印刷を頼むことができるようです。ことらも初めてのことなので、手さぐり的なところもありましたが、何はともあれトライしてみることにしました。今回は「ラクスル」というサイトを使ってみました。
ここではサイトで紹介されているデザインプレートをベースに、写真や文章を差し替えていき、そのまま印刷を頼むことができます。慣れるまでは少し時間がかかりましたが、何とか完成。1週間後に下のようなフライヤーが届きました。
ただ校正が不足していて、裏面の展示本の番号が少し間違っていたのを見落としていました。
2)ページ押さえ
本を180度開いた状態にすると本が傷むので、120度くらいになる様に書見台を作る予定ですが、開いたページが綴じないような重しを作ってみました。
重しはパイ生地を焼くときに重しとして使うアルミの粒を使いました。大きさといいあまり重すぎない重さといいちょうどいい感じです。本にのせたときに本を傷つけないようにとフェルトを使いました。
このフェルトを筒状に縫い合わせて、そこにアルミ粒を10個ほどづつ入れて、ミシンで閉じていきました。ミシンも滅多に使わないのですが、何とか形にはなりました。
12本ほどできました。もう少し作っておく必要がありそうです。
書見台についてはま、また紹介したいと思います。
【展示会開催日】
2020年 1月25日(土) 26日(日) 11:00~17:00
2月23日(土) 24日(日) 11:00~17:00
【場所】
MAMATOCO レンタルスペース
愛知県豊田市桜町2丁目56
【1月 主要展示物(予定)】
《Beatus黙示録注解書写本 :10世紀~11世紀を中心に》
①マドリード写本
②コゴーリャ写本
③エスコリアル写本
④サン・スヴェール写本
⑤オスマ写本
⑥バルカバード写本
⑦ウルジェイ写本
⑧ジローナ写本
⑨モーガン写本
《黙示録写本》
①Trierer 黙示録写本
②Trinity 黙示録写本
③Bamberg 黙示録写本
お時間があればぜひお越しいただきたく。
2019年12月15日
干し柿つくり
1か月ほど前に干し始めた干し柿が出来上がってきました。これは3週間後の写真です。

昨年は渋柿が手には入らなかったのですが、今年はたまたまスーパーで売っていたので少し買って作ってみました。簡単に手順を紹介します。(ネットで調べた方法をそのまま行っています)
(皮むき)ヘタの部分をうまく残すように剥きます

(ヘタの部分にひもに括り付け)

(熱湯で消毒)

(雨のかかりにくいところに吊るしました)

(2週間後の様子)大分干し柿状態になってきました。

割と簡単にできますが、あまり作りすぎると残ってしまうので、少な目がちょうどよいです。
試食しましたが、市販のようにすごく甘いというわけではないですが、普通の干し柿でした。ただ、種が少し多かったのが残念でした。
昨年は渋柿が手には入らなかったのですが、今年はたまたまスーパーで売っていたので少し買って作ってみました。簡単に手順を紹介します。(ネットで調べた方法をそのまま行っています)
(皮むき)ヘタの部分をうまく残すように剥きます
(ヘタの部分にひもに括り付け)
(熱湯で消毒)
(雨のかかりにくいところに吊るしました)
(2週間後の様子)大分干し柿状態になってきました。
割と簡単にできますが、あまり作りすぎると残ってしまうので、少な目がちょうどよいです。
試食しましたが、市販のようにすごく甘いというわけではないですが、普通の干し柿でした。ただ、種が少し多かったのが残念でした。
2019年12月08日
12月のおもちゃ修理
12月7日におもちゃ病院を「あいあい」で開催しました。今年も早いもので1年が過ぎてしまいました。
今回は先月ほどおもちゃの持ち込みがなく、ほどほどの忙しさでした。それでも持ち帰りが7件ほどありました。
修理をまつおもちゃたちです。この日はラジコンが目立ちました。

参加したメンバーたちです。みなさん修理を始めるとまわりを気にせず集中しています。

自分が担当したおもちゃの中で一つ紹介。豚のおもちゃでスイッチを押しても動かないということでした。

確かに新品の電池を入れても動きません。中の配線かスイッチ周りが故障しているかもしれないと思い、分解してみましたが特に問題はありませんでした。

よくよく見ると、電池Boxの奥の端子がさびているようです。(電池の液漏れがあったのか青色に変色している)

奥のほうにあるのでドライバーの先に紙やすりを巻きつけてこそげ落としました。取れた様子なので電池を入れて通電させるとモーターは回転します。結局原因はここだけだったのですが、ここからが大変でした。
元に戻そうとしたのですが、スイッチの部分がなかなか構造がわからず、組み直してスイッチが思うようにはいるまで5回ほど組んでは分解の繰り返しになりました。構造を理解するのに結構時間がかかりました。

最初にしっかり電池Boxの中を確認しておけば、ここまで分解しなくても済んだと、あとで後悔した修理となりました。
次回は年明けの第2土曜日の1月11日になります。 少し早いですが、良いお年をお迎えください。
今回は先月ほどおもちゃの持ち込みがなく、ほどほどの忙しさでした。それでも持ち帰りが7件ほどありました。
修理をまつおもちゃたちです。この日はラジコンが目立ちました。
参加したメンバーたちです。みなさん修理を始めるとまわりを気にせず集中しています。
自分が担当したおもちゃの中で一つ紹介。豚のおもちゃでスイッチを押しても動かないということでした。
確かに新品の電池を入れても動きません。中の配線かスイッチ周りが故障しているかもしれないと思い、分解してみましたが特に問題はありませんでした。
よくよく見ると、電池Boxの奥の端子がさびているようです。(電池の液漏れがあったのか青色に変色している)
奥のほうにあるのでドライバーの先に紙やすりを巻きつけてこそげ落としました。取れた様子なので電池を入れて通電させるとモーターは回転します。結局原因はここだけだったのですが、ここからが大変でした。
元に戻そうとしたのですが、スイッチの部分がなかなか構造がわからず、組み直してスイッチが思うようにはいるまで5回ほど組んでは分解の繰り返しになりました。構造を理解するのに結構時間がかかりました。
最初にしっかり電池Boxの中を確認しておけば、ここまで分解しなくても済んだと、あとで後悔した修理となりました。
次回は年明けの第2土曜日の1月11日になります。 少し早いですが、良いお年をお迎えください。
2019年12月01日
おもちゃの修理(犬のぬいぐるみ)
11月のおもちゃ修理の持ち帰りとなっていた犬のぬいぐるみの修理の続きを行いました。

動かないということで持ち込まれましたが、このぬいぐるみは通常のぬいぐるみより被せが非常にとりにくい構造でした。とくに足の所が脱げなかったのですが、よく見ると被せが足先に糸で固定されていました。

やっと取り外してどこが悪いのか見てみると、リード線が1か所外れていました。

非常に見づらいですが、黒色のリード線が外れています。半田で電池Boxから出ている端子に固定したところ、問題なく動作することを確認しました。
今回は、故障個所は比較的簡単に判明しましたが、被せ物の脱着に非常に時間がかかりました。
次回12月のおもちゃ病院は12月7日(土)に行います。
壊れたおもちゃがありましたらお持ちください。(電池を忘れないようにお願いします)
動かないということで持ち込まれましたが、このぬいぐるみは通常のぬいぐるみより被せが非常にとりにくい構造でした。とくに足の所が脱げなかったのですが、よく見ると被せが足先に糸で固定されていました。
やっと取り外してどこが悪いのか見てみると、リード線が1か所外れていました。
非常に見づらいですが、黒色のリード線が外れています。半田で電池Boxから出ている端子に固定したところ、問題なく動作することを確認しました。
今回は、故障個所は比較的簡単に判明しましたが、被せ物の脱着に非常に時間がかかりました。
次回12月のおもちゃ病院は12月7日(土)に行います。
壊れたおもちゃがありましたらお持ちください。(電池を忘れないようにお願いします)