2018年12月31日

「世界で最も美しい12の写本」の紹介

図書館に「世界で最も美しい12の写本」が入っているのを見ました。英語版を時々Amazonで見かけて、表紙絵がモーガンベアトゥス写本の一葉で気になっていたもので、さっそく借りました。
(すぐに借りれるとは思っていなかったのですが、運よくだれも借りていませんでした)
表紙
全635ページの大部な本でした。副題に『「ケルズの書」から「カルミナ・ブラーナ」まで』と書かれていて12の写本が紹介されていますが、「ケルズの書」と「モーガン写本ベアトゥス黙示録註解書」しか知っている写本がありませんでした。

Amazonの紹介から・・・
旅する写本研究家 12の中世世界への誘い
世界で最も多く写本に触れてきた著者が選んだ究極の12冊を訪ね歩き、
その来歴や纏わる謎を、門外不出にして美麗な図版とともにスリリングに解き明かす、
まったく新しいトラベローグにしてビブリオスリラー。
ウルフソン歴史賞、ダフ・クーパー賞ダブル受賞作

【本書で紹介する12の写本】
聖アウグスティヌスの福音書
コデックス・アミアティヌス
ケルズの書
ライデン写本アラテア
モーガン写本『ベアトゥス黙示録註解書』
画家ユゴー
コペンハーゲン詩篇
カルミナ・ブラーナ
ジャンヌ・ド・ナヴァールの時祷書
ヘングウルト写本チョーサー
ヴィスコンティ家のセミデウス
スピノラ家の時祷書
目次

著者が写本を所蔵している世界各国の図書館を訪ねて、実際に目にしてその装丁や構造・形態や状態などを詳述するとともに、写本の来歴についても学術的な記述だけでなく娯楽的な紹介もあり、楽しめそうです。(まだベアトゥス写本の一部しか読めてません)
手元に置いておきたいので、後日購入することにします。ただ、日本語版は定価6900円(税別)と結構な値段です。英語版だとAmazonではペーパーバックが1965円、ハードカバーでも3374円です。(18.12.31時点) 英語に堪能な方なら英語版がお勧めですが、とても読めるとは思えないので日本語版にします。
しかし、こんな貴重な写本の本物を見れるとは羨ましい限りです。
  


Posted by おもちゃシューリーズ  at 21:49Comments(0)写本

2018年12月31日

ファクシミリ本用の箱を作りました

ファクシミリ本が特にケースの入っていない場合が多いので、積み重ねて保管することが難しく、困っていました。
移動なども考えて、保管箱を作ることにしました。
木で作ろうと思ったのですが、杉などは重たくなるので軽い桐材で作ることにしました。ホームセンターに桐の集成材が売っていたので、とりあえずいくつか作ってみることにしました。
蓋もつけるつもりだったのですが、まずは箱の部分を5個作りました。大きさは外寸で450×350×104です。接着剤で組み立ててコーナー部を釘で固定しました。
箱
ウルジェイ写本を入れたところ。本体が415×306なので結構きつい状態。
ウルジェイ写本
コゴーリャ写本。こちらは365×280なので上下に余裕があります。
コゴーリャ写本
モーガン写本(同じ大きさが2巻あります) ケースごと入れました。大きさは402×305です。
モーガン写本
ジローナ写本。410×280なので余裕はあります。
ジローナ写本
本当はマンチェスター写本を入れたかったんのですが、一回り大きいので、年明けにまた材料を買ってこようと思います。

  


Posted by おもちゃシューリーズ  at 17:53Comments(0)写本DIY

2018年12月24日

ふろ場の混合水栓のレバーが止まりにくい - その2

昨日の続きです。
AMAZONに注文した部品がもう届きました。心配になるくらい早いです。
新品のバネ
さっそく、もう一度レバーを外して組み付けることにしました。
バネを開きながら組み付けるので少し組み付けにくいでしたが、何とか入れることができました。途中まで入れた状態です。
バネの入れかけ
最後まで押し込んだ状態で、バネがすこし頭を出しています。
バネの組み付け完
あとは元通りにレバーを組み付けて完了です。
クリック感が少し物足りないですが、これ以上の改善は、レバーの交換が必要になりそうです。しばらくは様子見とします。  


Posted by おもちゃシューリーズ  at 20:28Comments(0)DIY

2018年12月23日

ふろ場の混合水栓のレバーが止まりにくい

お風呂場の混合水栓のシャワー*蛇口切り替えレバーが所定の位置に止めにくいとの事で、水栓の型番をたよりにネットを見ると、切り替えレバーの交換の仕方や構造がどうなっているかなどいろいろなサイトが出てきました。その一つに切り替えレバーの部分のはずし方が出ていたので、それを見ながら治すことができるのかどうかを確認することに。
そのほかこちらのサイトも参考にしました。
水栓の写真です。TOTOのTMG40-1型です。
水栓 TMG40-1
まずは下側にあるねじを締めて水が出ないようにします。
元栓
次にレバーのふたを外します。中央の丸いところがふたで周りで少しへこんでいるところにマイクロドライバー(マイナス)を挿しで、引き上げるようにすると簡単に外れます。
レバーのキャップ外し
外したふたです。爪が4か所出ていて、引っかかるようになっています。
レバーのふた
レバーの中央を覗くと、奥にボルトの頭が見えます。
レバーのねじ
これを外すと簡単にレバーが外れました。
レバー
本体側の切り替えハンドル部をよく見ると、クリック感を出す出すためのバネが折れていました。
切り替えハンドル部
折れていたバネです。
バネ
TOTOの補修ページをみると切り替えレバーごと交換する必要がありそうでしたが、修理のH.P.にバネの紹介があり、AMAZONを確認するとバネ単品で販売していました。ばね1個と考えると少し高いですが、レバーを買うよりは安いのでとりあえず注文。
続きは部品が届いてからまた報告します。
それにしてもこういった修理方法も手取り足取り教えてくれるサイトがいろいろあり、便利な世の中になったものだとつくづく思います。
  


Posted by おもちゃシューリーズ  at 17:01Comments(0)DIY

2018年12月09日

「とよたの印刷屋さん」を見てきました

豊田市の「近代の産業とくらし発見館」で開催されている企画展「とよたの印刷屋さん」を見に行きました。
ちらしの中に手フートの実演という記事があったので、実演は来週15日(土)なのですが、とりあえずどんな展示がされているかを見に行きました。
長く豊田に住んでいますが、くらし発見館という施設が豊田市駅近くにあることは、今まで知りませんでした。
豊田市駅前の名古屋銀行から少し奥に入ったところで、駐車場もありました。
入口から見る外観は大変レトロな雰囲気で、1922年(大正11年)頃に建てられた豊田市域に現存する最古の鉄筋コンクリートの建物だそうです。当初は養蚕の検査所として建築されて、戦後 図書館などに使用されていたそうです。
発見館前から見た玄関の門です。(少しわかりにくいですが、手前に駐車場の入り口があります)
発見館前の道から
玄関です。大正の香りがします。
発見館玄関
中の廊下です。なんとなく昔の学校のような感じでした。奥の部屋で企画展の展示がありました。

入ったところに手フートが展示されていました。結構大きな手フートです。A4サイズくらいまでは刷れそうな感じ。
手フート
実演にはこれを使うのかな。

昔の印刷としてガリ版から紹介されていました。活字の前はガリ版で印刷されていて、多色刷りもきれいにできていました。
ガリ版印刷機
ガリ版の原稿を作るのに使用する鑢台などの道具です。
ガリ版の道具
足助の商店のちらしだそうです。映画館のチラシもあります。
ガリ版の印刷物

活版印刷の道具類です。以前岐阜の活版印刷のワークショップに参加した時に使った道具もありました。
植字台

活版用道具
シンボルマークや屋号などの特殊文字もいろいろありました。
活版用特殊活字
豊田市にもまだ活版印刷をしているところがあるそうです。

発見館ではそのほか、市の歴史や昔の暮らしなどの展示があり、子供向けの「ものづくり講座」が行われていて何組かの親子が参加していました。結構穴場的な施設です。

紅葉はすでにピークを終えてしましましたが、帰りに少し遠回りをして勘八峡の上流を見に行きました。もう少し早いと水面に映る紅葉がとてもきれいだったそうです。
勘八峡












  


Posted by おもちゃシューリーズ  at 17:22Comments(0)活版印刷

2018年12月01日

12月のおもちゃ修理とリニューアルしたアイアイ

12月から、もとの子育て支援センターでのおもちゃ修理活動に戻りました。
リニューアルしたあいあいに行ったのは初めてですが、大きく変わっており木の香りや手触りが楽しめる場所に変わっていました。
聞くところでは豊田市産のスギやヒノキが使われているそうです。どういう感じになっているか少し紹介します。フロアのレイアウトはこちらを参照してください。
エレベータから降りたところから見た新しいあいあいです。前に広がるのがよちよちゾーンです。木の柵が目を引きます。
よちよちゾーン1
左側には見晴しテラスがあり、休憩場所となっています。窓際は机もあり軽食もとれるようです。
見晴しテラス
よちよちゾーンの内側です。フロアは木の総貼りで裸足で遊べるようになっていて、木の遊具がたくさん置いてあります。

こちらは少し大きな子供向けのゾーンで迷路みたいなトンネルなどもありました。

こちらはせいさくゾーンとなっていて、いろいろな工作ができるスペースで、簡単な材料を使ったおもちゃが作れる場所で、つくり方も教えてくれます。

おもちゃ修理を行うサークル室も場所が中央寄りになり、アイアイの様子もよく見える場所に変わりました。 きれいな部屋なので、汚さないように気を使いました。

エスカレーターから上がってきたところから見た写真です。作業している様子が外からよく見えるので、あまり手が抜けません。


今日も結構たくさんのお客さんが見えて、21点のおもちゃを見ました。ボランティアも13名が参加し、修理にあたりました。
こちらはよく来る山道ドライブです。電源コードが外れたとのことでしたが、ピニオンギアも割れていて、交換しました。ベルトを手で押さえたくなるのでどうしてもギアに負担がかかり、ベルトが上手く動かないということで持って来られる方が多いおもちゃです。
山道ドライブ
こちらも絵本を触って単語をしゃべるタッチペンで、うまくしゃべらないということで持ち込まれるケースが多いおもちゃです。今回はすこし特殊なタッチペンで、充電式になっていて、充電用のUSB miniコードの接続部が壊れていました。交換部品は入手できたのですが、何分細かい作業なのと、半田がどうも通常の鉛はんだではなさそうで、簡単に交換できず持ち帰りとなりました。
修理の様子
こちらのおもちゃは車のハンドル部のおもちゃですが、ハンドル中央部のクラクションを鳴らすボタンを押しても音がしないということで、原因はスイッチを入れるコードが切れていたことで、半田付けしなおすことで完治しました。
ハンドルのおもちゃ
こちらの電子ピアノは、スピーカーのあたりをたたくと音が切れるということで、スピーカー周りを見たのですが特に問題がありません。近くにあるIC等の基盤内で接触不良がありそうなのですが、これも確認に時間がかかりそうで持ち帰りとなりました。
電子ピアノ
こちらはぬいぐるみとリカちゃん人形のドレスで、一部がほつれてしまったとのことで、久しぶりの縫製作業となりました。見栄えはいまいちですが、穴が開いていたところはふさぐことができました。
ぬいぐるみ
今日修理したおもちゃの一部です。ほとんどのものは直すことができましたが、ICが壊れていると思われるものは直すことができませんでした。
修理の終わったおもちゃ

今年もあっという間に過ぎてしまいました。
次回は年明けの1月12日(第2土曜日)になります。
来年もよろしく。














  


Posted by おもちゃシューリーズ  at 22:21Comments(0)おもちゃ修理