2021年04月09日
ライブラリーの展示写本(ファクシミリ版)紹介(その1)
4月4日にOpenしました 「ライブラリー リエバナ」です。 毎週日曜日の開館です。次回は4月11日(日) 11:00~17:30です。
展示している写本を紹介します。4月はベアトゥス写本の初期の写本(10世紀から11世紀に制作)を8冊展示しています。
【1】マドリード写本
マドリードの国立図書館に保管されているのでこの名前があります。10世紀(930年前後)に制作された写本。残存する完本で一番古いといわれています。

144葉(288ページ)に27の挿絵が残っています。元は60ほどの挿絵があったと考えられていますが、切り取られたあとがいくつも見られます。文章はラテン語で書かれています。


挿絵は淡い色で着色されていて、後期の写本に見られる金銀の着色は見られず、素朴な感じが見られます。ファクシミリ版では表紙の鋲やバンド、羊皮紙のしわや厚み・汚れや切り取られた跡も再現されています。


【2】モーガン写本
ニューヨークのピアポント・モーガン図書館が所有しているので、この名前で呼ばれています。制作年が書かれている写本で一番古いものになります。マイウスという名前の人が写字と挿絵を940年から945年の5年をかけて作製したようです。制作地ははっきりしませんが、サン・ミゲル・エスカラーダ修道院に奉納されました。

300葉(600ページ)の大部の写本で、元は紫色のベルベットで装丁された1巻本でしたが、傷みがひどかったために1993年に2巻本に改装され、表紙もその時に革装にされました。当初からの落丁は30葉ほどと推定され、原形をよくとどめています。

製作者のマイウスは68点のフルページ挿絵と48点の小型の挿絵を描き、その後のBeatus写本のお手本のような形になったといわれています。大きな影響を与えたといわれています。

中にはページ両面にわたって描かれた挿絵もあり、一つの絵画のような形になっています。

このファクシミリ版も現在のオリジナルをできるだけ忠実に再現したもので、2巻に分けて製本されており、各巻5㎏程の重さです。また、羊皮紙の質感なども感じ取れるように特殊な紙?を使用しています。
中世の彩色写本の雰囲気が味わえるかと思います。ご興味のある方はぜひ足をお運びください。
お待ちしています。
ライブラリー リエバナ
展示している写本を紹介します。4月はベアトゥス写本の初期の写本(10世紀から11世紀に制作)を8冊展示しています。
【1】マドリード写本
マドリードの国立図書館に保管されているのでこの名前があります。10世紀(930年前後)に制作された写本。残存する完本で一番古いといわれています。
144葉(288ページ)に27の挿絵が残っています。元は60ほどの挿絵があったと考えられていますが、切り取られたあとがいくつも見られます。文章はラテン語で書かれています。
挿絵は淡い色で着色されていて、後期の写本に見られる金銀の着色は見られず、素朴な感じが見られます。ファクシミリ版では表紙の鋲やバンド、羊皮紙のしわや厚み・汚れや切り取られた跡も再現されています。
【2】モーガン写本
ニューヨークのピアポント・モーガン図書館が所有しているので、この名前で呼ばれています。制作年が書かれている写本で一番古いものになります。マイウスという名前の人が写字と挿絵を940年から945年の5年をかけて作製したようです。制作地ははっきりしませんが、サン・ミゲル・エスカラーダ修道院に奉納されました。
300葉(600ページ)の大部の写本で、元は紫色のベルベットで装丁された1巻本でしたが、傷みがひどかったために1993年に2巻本に改装され、表紙もその時に革装にされました。当初からの落丁は30葉ほどと推定され、原形をよくとどめています。
製作者のマイウスは68点のフルページ挿絵と48点の小型の挿絵を描き、その後のBeatus写本のお手本のような形になったといわれています。大きな影響を与えたといわれています。
中にはページ両面にわたって描かれた挿絵もあり、一つの絵画のような形になっています。
このファクシミリ版も現在のオリジナルをできるだけ忠実に再現したもので、2巻に分けて製本されており、各巻5㎏程の重さです。また、羊皮紙の質感なども感じ取れるように特殊な紙?を使用しています。
中世の彩色写本の雰囲気が味わえるかと思います。ご興味のある方はぜひ足をお運びください。
お待ちしています。
ライブラリー リエバナ