2019年09月01日

クリエイトベース カナヤマに行ってきました

昨日ですが、名古屋の金山にあるクリエイトベース カナヤマに行ってきました。無料見学会ということで設備を一通り説明していただきました。クリエイトベース カナヤマは「ものつくり」をしたい人のためのワークスペースということで、3Dプリンターやレーザーカッターなどなど、いろいろな機器が使えるようになっています。 木材を扱う会社が親会社だそうで、木材を加工するテーブルソーやバンドソーもありました。材料も販売しており、木の板もいろいろおいてありました。(これは製本で中世の本を作るときに使えそうな材料でした)
おもしろそうな設備をいくつか紹介します。
レーザー加工機
右手の赤い機械(低出力版)と左手の黄色の機械(高出力版)の2種類があります。木材のカットや彫り込み、紙のカットなどいろいろ使えます。今日も高出力版のほうはほぼ1日稼働していて、人気のある機械だそうです。ここを見学に来た理由の一つに、活版印刷の版下の作製にこれを使えないかと思ったのですが、担当の方に聞いてみると、木材を加工すると凸で残すところが細いと強度が弱くなるのと、全面を彫ると時間が結構かかるそうです。確かにレーザーで焼くので、凸で残る部分が細かいと熱もその分加わるので、炭に近くなってくるのかもしれません。まあ、一度トライしてみたいです。(ただ、データをイラレで作成しないといけないというのがネックですが・・)
3Dプリンタ:積層型
こちらはフィラメントを熱溶融させて積層していくタイプの3Dプリンターです。3台あるようで、作りたいものの密度などで選ぶそうです。できたものの表面を滑らかにするポリッシャーもありました。
3Dプリンタ:光学造形
こちらはおなじ3Dプリンターですが、UV硬化型のものです。こちらは造形物を引き上げていくタイプなので、支持体はいらないそうです。時間が結構かかるのが難ですが、さっきの版下をこれで作るというのもあるかなと思いました。
刺しゅう機
こちらは自動刺しゅう機です。タオルなどの布に刺しゅうをする装置です。タオルのような毛羽立つ物への刺しゅうは難しいそうで、毛が刺しゅう糸からはみ出さないように、水で溶ける紙?を重ねて刺しゅうをするそうです。いろいろ工夫をしていて面白いですね。
パンフレット
ほかに、CNCやダイレクトプリンタ、カッティングプロッタなどなど、面白そうなものが多数ありました。ダイレクトプリンタは、UV硬化型のインクを樹脂や金属などに直接印刷するもので、インクが印刷と同時に硬化して樹脂などにもしっかり密着します。
1時間強ずっと説明をしてもらったのでなかなか覚えきれないですが、あとは実際に試すしかなさそうです。
そのほか、ここではワークショップとして「イラストレーション初級講座」や「ファブCAD講座」などソフトの講座やレーザーカッタを使う講座も行っています。レーザー加工にはイラストレーションで加工したデータが必要なので、まずはこのあたりを勉強する必要があります。(ソフトも問題ですが)
もう少し近いところにこういう場所があると便利なのですが、中部地方にはあまりないようで残念です。またなにかトライできれば紹介したいと思います。



  


Posted by おもちゃシューリーズ  at 16:46Comments(0)DIY