2018年11月11日

11月のおもちゃ病院の様子

昨日10日はおもちゃ病院に参加しました。全員で10名のボランティアが参加しました。
天気がよく行楽日和だったので、患者さんはそれほど多くないと思っていましたが、普段と変わらない忙しさで、全部で21点のおもちゃを修理しました。 いくつかのおもちゃを紹介します。
おもちゃ病院の案内おもちゃ病院の様子
最初に持ってこられたのは、かなり古いおもちゃの戦車です。50年ほど前のおもちゃで、ラジコンで動きを制御できる当時の最先端のおもちゃのようです。症状は、キャタピラーが動くけれども、地面の上に置くと止まってしまう、ということでモーターは動いているので症状からどこかのギアが空回りしているようです。

中をあけてモーターの部分を確認すると、モーターに取り付けられているピニオンギアが、キャタピラーに力がかかると空回りしています。このギアが問題のようで、よく見るとギアが割れています。

取り外したギアです。わかりにくいですが、よく見ると1か所割れています。さっそく交換することにしました。

交換して動きを確認すると、問題なく動きます。車両を元の通りに戻して完成です。




次のおもちゃは 汽車のぜんまいのおもちゃなのですが、これは動きが大変面白いです。2両連結でひもで連結されています。2両を引き離して、つないでいるひもを伸ばすとゼンマイが巻かれます。それを机の上に置くとひもが巻きとられて車両が近づくのですが、2両がくっつくと走り出すのです。 持ち込まれた時にはひもが外れてしまい、うまくゼンマイが巻かれない状態でした。動きを想像しながら元通りに組み直すのは結構大変ですが、元通りの動きをしたときは大変うれしいものです。 動きを紹介します。


下のおもちゃは左側の回転するタワーが回らないということでした。分解するとモーターは問題ありません。よく見ると、回転させるギアを抑える底板のビスがギアの部分で緩んでいるので、ギアがうまく力を伝えていませんでした。ねじをしっかり締めなおすことで、うまく動くようになりました。

そのほか、音が出なかったり、動かなかったりといろいろなおもちゃがありました。ICが壊れていると思われるもの以外はほぼ直すことができました。








来月12月は1日(土)で、以前とおなじ松坂屋9階の子育て支援センター「アイアイ」で行います。
3か月の間でしたが、志賀こどもつどいの広場の方々には大変お世話になりました。











  


Posted by おもちゃシューリーズ  at 17:45Comments(0)おもちゃ修理