2019年07月14日

Beatus写本のドキュメンタリーDVD

ホームページで偶然スペインのBeatus写本についてのドキュメンタリー映画のDVDが販売されているのを見つけました。『Beatus ; The Spanish Apocalypse』という76分の映画で、Beatus写本の研究者で有名なJohn Williams教授が出演しています。ただ、残念なことに売り切れとなっていました。 Amazonでも扱っていないようで、入手する方法はないかと諦めかけていたのですが、ホームページの別のページに製作者のHamid Shams氏にコンタクトをとるようなことが書かれていました。見ず知らずの日本からいきなりメールをして返事が返ってくるか疑問でしたが、ダメもとでメールを送った所 親切な返事が来ました。購入の意思を伝えると送ってくれるということで、PayPalで代金を支払ったところ10日ほどでDVDが届きました。
DVDのジャケット
さっそく少し見始めたのですが、字幕なし(当たり前ですが)なのでやっぱりついていけません。じっくり何回も見ないと内容を理解するのは難しそうですが、いろいろな写本が紹介されているので、そこのところはよかったです。冒頭のPierpnt Morgan LibraryでMorgan Beatus写本(MS. M.644)の実物をWilliams教授が見ているシーンはうらやましい限りです。
いつかはスペインで実物を見てみたいものです。
HamidさんのH.P.でダイジェスト版を見ることができます。ご興味があれば一度ご覧下さい。
内容は、修道士「リエバナのベアトゥス」により紀元8世紀に著された『黙示録註解書』を基に彩色挿絵が付与された中世の写本群(スペインで最も偉大な国宝の一つ)の芸術、歴史そして文化的な影響を探ったものです。スペインのロケ地で撮影されたドキュメンタリーは、現在残存している27冊の写本の製作の背景である町、村、道、教会、修道院を旅しています。これらの写本の研究に30年以上を費やしてきたジョン・ウィリアムズ教授が、ドキュメンタリーのガイドおよび歴史家として行動します。スペインを横断する旅で、彼は、8世紀から12世紀のスペインの修道士が住んでいた歴史的、文化的、宗教的、芸術的文脈を再現し、これらの写本がスペインの国民的アイデンティティとその芸術的文化的遺産をどのように形作ったかを説明しているとのことです。





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Posted by おもちゃシューリーズ  at 18:33 │Comments(0)写本

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