2018年11月26日

Corsini Beatus写本の紹介です

Beatus写本群のなかで一番小さい写本になります。
大きさは17cm×9.5cmと新書版よりも小さい大きさです。
挿絵は残念ながら8点ほどしか残っていません。切り取られた後もいくつか見ることができます。でも素朴なタッチと色彩で描かれていて、この写本を作った人がどんな人なのか、想像するのが楽しいです。
くわしくはこちらのH.P.を見てください。








  


Posted by おもちゃシューリーズ  at 19:24Comments(0)写本

2018年09月09日

Morgan Beatus写本の紹介

Morgan Beatus写本の紹介です。
940~945年にスペインでMaiusという人によって製作(写字・挿絵とも)された写本です。
全300葉(600ページ)と大部で、もとは1巻でしたがいまは2巻に製本されています。
大きさは 縦387 幅285 と大きめの写本で、挿絵はフルページが68点、小型の挿絵が48点描かれています。
フルページの中には2頁にわたって書かれているものもあり、絵画といっていい大きさです。
現在は写本収集で有名なアメリカのニューヨークにあるPierpont Morgan Libraryが所蔵しています。

ファクシミリ本





詳しくはこちらを見てください。
  


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2018年08月12日

トリニティ黙示録の紹介

トリニティカレッジ所蔵の黙示録写本のFacsimile版(1967年刊)が手に入りました。 2006年刊版(岩波書店も共同出版で日本語版が出ています)は知っていましたが、こちらは知りませんでした。 昔の版なので用紙が羊皮紙という感じではありませんが、原寸大のフルカラーで再現されています。
Trinity黙示録は13世紀半ばに英国で制作されたアングロ・ノルマン語による彩飾写本で、71点の大型彩飾画が描かれています。
写本は44cmx30cmx2.2cmと大型ですが 64ページとBeatus写本に比べるとページ数は少ないです。(もっとも全頁に挿絵がありますが)
出版社はEUGRAMMIA PRESSです。






このほかにずいぶん昔に買った縮小版のFacsimile本と2005年発行の英語版解説本があります。
写真左がfacsimile版で、中央が縮小版のfacsimile本と右が英語版解説本です。


縮小版のFacsimile本は大手前女子学園の大高順雄教授と福井秀加教授が1977年に刊行したもので非売品ですが、神田の古本屋で購入しました。 挿絵の解説や、本文の原文などが収められています。


2005年発行の解説本はBritish LibraryとUniversity of Toronto Pressから発刊されたもので、David McKitterickの編集です。これはTrinity黙示録を中心に中世の黙示録一般も紹介しています。ただTrinity黙示録はカラーですが それ以外の挿絵は白黒なのが残念です


大高教授によると、この写本の特徴は細密画71とアングロノルマン方言による文から成り立っていることで、挿絵は新約聖書のヨハネ黙示録の内容に対応するもの(4~63)、および黙示録の始まりと終りに付された、聖ヨハネの生涯に関する場面(1~3, 64~71)とに分かれています。


  


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2018年08月05日

Berlin Beatus写本の紹介

Beaus写本の一つで、12世紀に中部イタリアで製作された Berlin Beatus写本を紹介します。
イベリア半島以外で製作されたBeatus写本の3冊の一つです。
そのほかの写本と違い、薄い茶色や黄土色・赤色などで一部彩色されていますが、ほとんどが線描画です。
素朴な感じの挿絵で装飾に凝った感じは全くありません。
一部を紹介します。
   
   
詳しくは まちライブラリー@Beatus of 美里 で紹介しています。   
タグ :黙示録写本


Posted by おもちゃシューリーズ  at 18:29Comments(0)写本

2018年07月14日

トリール黙示録写本の紹介

スペインの黙示録写本ではありませんが、ごく初期の彩色挿絵のある黙示録写本の一つであるTrierer Apokalypse(Treves Apokalypse)を追加しました。
9世紀の前半(第1四半期)にフランス北部で書かれたようです。
縦262×横216の正方形に近い形状で、75葉(150ページ)の羊皮紙に74点の全頁大の絵が描かれています。






  


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2018年07月13日

中世スペインの写本の紹介

中世スペインで作成された写本の中で、Beato de Liebana (Beatus of liebana) という大変有名な写本群があります。
8世紀後半のLiebanaの修道士Beatoが著わした黙示録の注解書が元になり、挿絵入りの写本がたくさん作られました。
現在残されているのは断簡も含めて27冊といわれています。(John Williamsによる)
映画にもなったウンベルト・エーコの「薔薇の名前」の日本語版の表紙絵もその写本の一つであるファクンドス写本からとられています。
映画の中でもファクンドゥス写本が使われていました。
これらの写本のファクシミリ版を中心に中世の黙示録写本を私のH.P.「まちライブラリー Beatus of 美里」で紹介します。
興味のある方はぜひご覧ください。(下の写真はモーガン ベアトゥス写本挿絵の一部です)





  


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