古川美術館で中世の彩色写本を見てきました
久しぶりに名古屋の古川美術館に行ってきました。
中世彩色写本と藤森兼明さんの
展覧会が開催されていました(10月24日~12月20日)。
藤森兼明さんは洋画家で、中世彩色写本をテーマにした肖像画を描いていて、今回はテーマとなった写本も一緒に展示されていました。
藤森さんの絵は撮影OKということで、何枚か紹介します。
また、目玉として古川美術館所蔵の「プシコー派の画家の時禱書」が3年ぶりに公開され、美術館所蔵の写本ファクシミリ版と一緒に展示されていました。
また、私にはこちらも興味深かったのですが、羊皮紙工房の所蔵する写本や、羊皮紙の作り方から写本を製作するまでの過程を実物で説明しているコーナーがありました。彩色する顔料の材料も展示されていました。
羊皮紙工房が所蔵する写本も展示されていました(手前)。
「プシコー派の画家の時禱書」は劣化を防ぐためボタンを押すと明かりがともるようになっていて、期間中に見れるページが3回変わるそうです。(本の展示で不便なところは、開いてあるページしか見ることができないということで、表紙や綴じ方など手で触って確認することができないのは残念です)
見学者が多くはなかったので、じっくり見てきました。
機会があればまた見に行きたいと思います。
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