おもちゃの修理(おしゃべり図鑑とリモコントーマス)

おもちゃシューリーズ

2019年12月30日 13:54

12月のおもちゃ修理で持ち帰りとした2点の修理を行いました。
結果的には2点ともスイッチの部分が問題でした。
1点目はよくあるタッチペンで絵本を触るとおしゃべりをするおもちゃです。多いのはアンパンマンやディズニーのおしゃべり図鑑で、今回もアンパンマンの動物図鑑です。

スイッチを入れても反応しないとのことで、音もでずランプも光りません。ランプも光らないということは、回路がどこかで切れていることが考えられます。
さっそくタッチペンの中を確認することにします。今回は比較的簡単にふたが外れました。(通常はペンの先端の部分の爪が外れにくく、分解に苦労するのですが)

見たところ特にリード線が切れているとか基盤が汚れているとかはありません。念のためスピーカーの作動を確認しましたが、問題ありません。いろいろ導通を確認しましたが、どうもスイッチの部分が導通していないようで、端子を短絡させると動作することがわかりました。

スイッチは基板に直付けのため、中の確認が簡単にできずなんとか外そうと半田を除こうとしていたのですが、何かの拍子に電源が入りました。どうも端子の部分の半田が接触不良だったようです。見た目には問題はなさそうだったのですが、スイッチの入り切りは問題なくなりました。
少し釈然としませんが、一応修理完としました。
もう一つはトーマスのリモコン機関車です。赤外線リモコンで動く機関車で、結構大きいです。

リモコン検査器で調べると、赤外線は発信されているので発信機側は問題なさそうです。
機関車側の電池Boxも特に錆びておらず、中の配線を確認することにします。

見た限りでは特に断線もなく、汚れもひどくありません。こちらも通電の確認をしてみたところ、スイッチの部分でうまく通電していないようです。

こちらのスイッチはさっきと違って独立したものなのでいろいろテスターで確認してみましたが、やはり中の接触が悪いのか、何か破損しているのではということで、カバーを外してみました。

少しわかりにくいですが、スイッチのベースの部分で両端の端子がすこし黒ずんでいます。ここが接触不良の原因ではということで、サンドペーパーで磨き、元に戻したところ、通電しモーターが動くようになりました。

今回は2個ともスイッチの部分で接触不良となっていたのが原因でした。スイッチは、手に入れようとすれば入るし、単価も知れているのですが、種類が多いので手持ちしておくわけにもいかず、購入も時間や送料などを考えるとまずは分解して直せないかということになります。ただ、基板に直付けタイプは取り外しが結構厄介なのが問題です。
今回は2つとも一応動くようになってよかったです。

次回1月のおもちゃ病院は第2週目の土曜日(1月11日)になります。 
それではよいお年を。





関連記事